2004年度研究会案内
2004年8月23日更新.
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4th POLISH-JAPANESE SINGULARITY THEORY WORKING DAYS
(ベドレボ(バナッハ数学研究所),ポーランド.2004年8月30日〜9月8日)
2nd announcement
(text file)
第一回中日特異点論研究集会「特異点論とその応用」
(長春,中国.2004年6月1日〜3日,終了しました).
● はこだて特異点研究集会
はこだて特異点研究集会ホームページ
を御覧下さい!
「特異点強化セミナー」用の問題,コメント,募集中!「特異点論の将来」への提言,募集中!
時期および開催期間:2004年10月27日(水)朝から10月30日(土)
開催場所:サン・リフレ函館(函館勤労者総合福祉センター)
函館市大森町2-14.
研究集会主旨
特異点論はそのすそ野を拡げて急速に発展してきている.
特異点の研究の応用は最近ますます活発になっている.
そこで,今回提案する「はこだて特異点研究集会」では,具体的に,
次に挙げるテーマの最先端の研究を取り上げたい:
● 実代数多様体のトポロジー.Hilbert 第16問題,
特異点を持つ実平面代数曲線の分離性と複素向き付けと特性類.
M-スムーズィングと分離スムーズィング.
● ヴィロの代数多様体の構成.関連するトロピカル幾何,超離散化などのトレンド.
● 解析関数の分類理論.位相不変量,ブロー解析的同値に関する不変量.アーク空間.
ストリンギー・ゼータ関数などの実特異点への応用.
● 宇宙物理,相対論における特異性.たとえば,重力レンズの特異性.
● トム多項式.特異性の特性類.コボルディズム理論の復活.
特異点論の微分トポロジーへの応用.
● グラフィクス映像理論への応用.曲面論(外在幾何)の応用.対称集合,闘争集合,
ボロノイ図形の特異性.
● 外微分式系への応用特異点.接触幾何,Engel 幾何に現われる特異性.
偏微分方程式の幾何的研究(幾何解析),
非線形3階偏微分方程式の幾何理論.
● 相体分割(多様体分割)のトポロジー.写像空間の分割の特異性.写像商空間(モデュライ空間)の特異性の分類問題.
● 代数解析における特異性.波面集合,ソリトンの特異性.
シンプレクティック幾何,量子化にあらわれる特異性.
● 実平面代数曲線の特異点の変形とPicard-Lefschetz 型公式.
ラグランジュ・ヴァライティー,あるいはラグランジュ特異ファイブレーションの変形理論.ミラー対称性との関係.
● 実複素多様体(反正則対合を指定された複素多様体)のトポロジー.実 K3 曲面の超K\"{a}hler構造.
● 特異点をもつ曲面の微分幾何.負曲率一定空間の特異性,アファイン球面の特異性,
B\"{a}cklund 変換の特異性.
● 制御理論やロボティクスへの応用.sub-Riemann 幾何に現われる特異性.
実代数多様体の位相幾何と特異点の分野で,最近,北海道教育大(函館)の
齋藤幸子氏とリバプール大の Nikulin 氏による目覚ましい共同研究が注目されている.
齋藤幸子氏が,地元函館での研究会の開催を快諾されたので,
函館での特異点研究会を,このようなタイムリーな時期に開く計画を立てることが
できた.
特異点の応用分野が急速に広がっている現在,
研究者が,自身の研究テーマを超えて,
最新の情報を得ることと同時に,自身の研究がいかなる
応用の可能性があるかを知ることは不可欠である.
この研究集会が,
周辺分野の最新の研究を学び,自身の研究を踏まえて情報交換できる重要な機会であると
位置付けたい.関連する分野から広く講演者・参加者を募りたい.
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