有限群論国際シンポジウム : 数学専攻の沿革

谷口豐三郎東洋紡績社長の寄付により,秋山康夫京都大学教授を委員長とする谷口国際シンポジウム計画委員会が発足し,その第1回目の企画として「有限群論国際シンポジウム」が昭和49年(1974) 9月1日から7日まで北海道大学理学部数学教室にて開催されました。

組織委員は岩堀長慶 東京大学教授,都筑俊郎 北海道大学教授,永尾汎 大阪大学教授で,参加者は海外から14名,国内から54名でした。雑誌「数学」第27巻第2号は,この国際シンポジウムの特集号として昭和50年(1975) 4月に発行されました。

数学界に対する著しい貢献に対し,平成7年(1995) 3月,日本数学会は谷口豐三郎氏に第一回関孝和賞を授与しました。