Department of Mathematics
Hokkaido University

ミニワークショップ 統計多様体の幾何学とその周辺 (4)

日時:2013年3月2日(土)〜3日(日)
場所:北海道大学理学部 4号館501
連絡先: 古畑 仁

2日(土)

10:00 古畑 仁 (北海道大)  接続の幾何学における部分多様体論にむけて

13:30 小原 敦美 (福井大)  正定値対称行列の情報幾何に関するいくつかの話題 (1) [講演資料]

14:45 黒須 早苗 (東京理科大)  接続の1径数族と付随するアファインはめ込み

16:30 藤岡 敦 (関西大)  Differential geometry of projective or centroaffine surfaces [講演資料]

18:30 懇親会

3日(日)

10:00 黒瀬 俊 (関西学院大)  Equiaffine plane curves from the viewpoint of billiards

13:30 小原 敦美 (福井大)  正定値対称行列の情報幾何に関するいくつかの話題 (2)

14:45 金森 敬文 (名古屋大)  アファイン不変なダイバージェンスとそのロバスト統計への応用
統計的推論における推定量の多くは,ダイバージェンスの最小化として定式化される. データの変換に対して不変なダイバージェンスを用いることで, 測定の単位系などに依らない推論を行うことができる. 統計的データ解析では,データの前処理としてアファイン変換がよく用いられるため, 本講演ではアファイン変換のもとで不変なダイバージェンスのクラスについて考察する. このクラスには,Kullback-Leibler divergence,beta-divergence,gamma-divergence などが含まれ, また Tsallis entropy とも関連する. 応用として,外れ値が混入しているデータに対してロバストな推定量を提案し, その数理的な性質と実データへの適用例について述べる. なお本研究は藤澤洋徳氏(統数研)との共同研究である.

16:30 松添 博 (名古屋工業大)  一般化指数型分布族と双対平坦構造
q-指数型分布族をはじめとする一般化指数型分布族には双対平坦構造が定まるが, 自然な構成法で,いくつかの異なる双対平坦構造が現れる. この講演では,これらの双対平坦構造を議論し, Tsallis相対エントロピーとalpha-divergence, beta-divergence などとの関連を考える.


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