偏微分方程式論札幌シンポジウム

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研究会の目的

偏微分方程式分野は,いまや非常に大きく,また内容も豊かになりました。 さまざまな重要な手法が発展してまいりました。 しかし,分野があまりに大きいためにある型の方程式に対して考えだされたアイディアを非専門家が理解することは,難しくなってきました。ある型の方程式に対しての手法が他の方程式に対して有用になることが,しばしばあります。 そこで,少なくとも手法の主要なアイディアを非専門家も理解することが重要です。

本シンポジウムの目的はさまざまな偏微分方程式の分野の相互の交流を促進することにより,分野の考え方をより多くの人にわかってもらうことです。このため,約6つのサーベイ型の講演を用意し,また講演後に長い討論時間をとっております。講演分野は,北大数学教室の人々の趣味にもちろんよりますが,シンポジウムが特定の研究グループのセミナーにならないように慎重に選ばれております。