Mozilla で MathML と SVG

<!DOCTYPE html PUBLIC
  "-//W3C//DTD XHTML 1.1 plus MathML 2.0//EN"
  "http://www.w3.org/TR/MathML2/dtd/xhtml-math11-f.dtd"
[
  <!ENTITY mathml "http://www.w3.org/1998/Math/MathML">
]>

とします。詳しくは作業記録参照。

作業記録

長くなったので移しました。Mozillaとの格闘の日々。

TeXからの変換例 -- tex4ht を使う。

本人から了解を取って昨年度の修士論文を変換しました。 Mozilla-MathML と LaTeX2HTML ですが、意識してTeXのコードを書かないとあまり綺麗にいきません。

準備

Mozilla-MathMLを使うにはちょっと準備が必要です。

Mozilla with MathML/SVGバイナリの用意。どこから取って来てもいいのですが、Linuxならここにもあります。MathML,SVG,XSL,PSM 対応 nightly build です。
- FireFox 数日前のNightly Build
- Mozilla Suite 数日前のNightly Build
WebサーバがMIME type text/xml を返すことを確認する。大抵は返している。
ソースコードはサンプルのソース参照。これらを準備して MathML 対応でbuildされたmozilla に読ませる。デフォルトのビルドではMathMLに対応していない。対応したビルドをダウンロードしておく。
X の fontpath に /usr/share/fonts/type1/cmpsfont/pfb/, /usr/share/fonts/type1/amspsfnt/pfb/ を加えておくと良い。 xset +fp /usr/share/fonts/type1/cmpsfont/pfb/, /usr/share/fonts/type1/amspsfont/pfb/ などとする。ただし、各ディレクトリにはfonts.dirと fonts.scaleが必要。fonts.dir 等の作成には type1inst-0.6.1.tar.gz を必要とする。以下サンプル。
ディストリビューションによっては /usr/share/fonts/default/cmpsfont/pfb/, /usr/share/fonts/default/amspsfont/pfb/かもしれない。なければAMS から取れる。 Windows の場合は http://www.mozilla.org/projects/mathml/ から辿れる URI に TrueType が置いてあったように思う。
mathml.css,mathml.dtdなどは Mozillaのソースツリーの layout/mathml/tests にあるものだが、デフォルトで組み込まれるようになった。Linuxの場合、mathml.css では CMSY10 を CMBSY10 にしておかないとPlusMinusなど一部の記号が出ない。
LinuxでのHTMLの印刷は、 Native encoding and Unicode PostScript font support in Mozilla にあるパッチで可能になった。最近のnightlyでは取り込まれている。 MathML他の印刷は相当ハックする必要があるようだ。

MozillaでMathMLを表示(Linux)

TeX to Mozilla-MathML: 日本語を含むTeXソースから Mozilla-MathML への変換
Mathematica 4 の MathML 出力: 使ってみました。そろそろ 4.1 でも試す予定です。4.1 ではこのようなHTMLを出力します。 techprolerにも対応してるようです。