第14回 沼津研究会

------幾何,数理物理,そして量子論------

[English]

 年末,年始にかけて全く毛色の違う映画「武士の一分」と「愛の流刑地」を見ました.
愛ルケの方はともかく,「武士の一分」は白刃閃く復讐譚ではありますが,当時の生活の
清貧さには頭が下がる思いがします.ある日突然,悲劇が訪れ,キム・タク(日本人?)演じる
主人公は最後の一分を取り戻すべく命を懸ける行動に出ました.われわれにとっての‘一分’とは
何か,それは数学あるいは物理を通しての真理追究でしょうか.それを考えての研究会として
盛り上げていきましょう.

 付言1:今年は二年ごとに開かれる技能オリンピックが,日本で開催され,選りに選って
沼津の地の沼津高専前を会場にします.付近は大分整備されつつあります.

 付言2:研究会では,信濃,甲斐から横田一郎先生,宿沢修さんが来られることになりました.
NHK大河ドラマに肖って言えば,甲斐の武田と駿河の今川が同盟の誼を通じるようなものです.
ご高説とマジックが見られるかもしれません.

日時:2007年3月6日(火)14:00〜3月8日(木)13:00

場所:沼津工業高等専門学校 (交通案内
    共通棟・選択制教室 I (学生玄関からまっすぐの1階)にて


連絡先:待田 芳徳 (沼津高専) Tel: 055-926-5761(直通)
E-mail: machida@numazu-ct.ac.jp


Program    

3月6日(火)
14:00〜 浅田 明(宝塚) シャッテン級作用素付きのヒルベルト空間の対称性
15:00〜 鈴木 達夫(東京) Quasideterminantと四元数・八元数行列式
16:00〜 横田 一郎(松本) 例外リー環の3-階数分解の群実現
3月7日(水)
9:30〜 石川 剛郎(札幌) トロピカル幾何について
10:45〜 藤井 一幸(横浜) 複素時間をもつ量子力学
13:30〜 大森 英樹(野田) 非可換時空の数学的問題
14:45〜 大貫 義郎(名古屋) 受動・能動変換と無限自由度
16:00〜 楫 元(東京) 退化したsecant多様体をもつ射影多様体
17:15〜 富久 寿雄(東京) 射影平面の幾何学とポアソン構造
3月8日(木)
9:30〜 高橋 雅朋(札幌) 2階常微分方程式に対する幾何学的解の存在と一意性
10:30〜 野尻 伸一(名古屋) 宇宙論に基づく重力モデルの再構築
11:30〜 待田 芳徳(沼津) 君は例外群G_2を見たか?
 
ポアソン・パーティ

*講演は時間にとらわれず,1時間半ぐらいを目処にします.
  プログラムは変更することもあります.

ホテルは,沼津駅北口すぐの以下のどれかに申し込まれればよいかと思います.
      
       (i)東横イン沼津駅北口正面  Tel:055-926-1044

       (ii)東横イン沼津駅北口左   Tel:055-924-1045

       (iii)ホテル・ミワ (申し込みは楽天経由がお得)   Tel:055-922-3000

(i),(ii)は,シングル6090円で朝食付き,(iii)はシングル6800円(楽天経由の場合,朝食なし5900円〜6300円,朝食付き7000円)で広め
(i)は(iii)の真後ろ,(ii)は(iii)から50m内