BibRef (C)Abe Noriyuki http://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~abenori/index.html ★はじめに .bibの閲覧専用ソフトです.pdfが呼び出せたり,URLに飛べたりします. 超自分のために作りました.もともと.bibを使ってpdfを管理するのが目的です. Win 2000/XP/Vista/7で動くような気がします. ★使い方 ●開く 起動して,ファイル→開くで.bibを開きます.一覧表示されます.それだけ. D&Dやコマンドラインからでも開きます. ●検索 検索ができます.Ctrl + Fを押すか,編集→検索で検索ダイアログが表示. 文字列を入れて,Enterを押すか,下の「検索」ボタンを押すかすると検索されます. 検索結果は黄色く表示されるようにしたつもりです. 邪魔になったらEscを押すと検索ダイアログが消えます. ●整列 フィールドで整列ができます.ヘッダ部分を押すだけです. 押す毎に整列順序が反転します. ★設定ファイル BibRef.iniを読みます.次の通り. セクションは[bibref]で固定. ●List_Title,List_Label,List_Width には1以上の整数が入ります.表示のヘッダ部分とか. Titleが実際に表示される文字列で,Labelがデータとして表示するフィールドの名前. Widthは幅です. \から始まる文字列をLabelに与えると特別な意味を持ちます. ・\bunrui bookやarticleなどです. ・\label cite keyです. 更に,この欄をダブルクリックすると.bibを開きます. 開くコマンドはopenbib_programとopenbib_argumentで指定します. ・\pdf pdfフィールドがあればPを表示します. 更に,このPをダブルクリックするとPDFを表示させます. PDFのあるディレクトリはpdfrootで指定できます(後述). ・\url urlフィールドがあればUを表示します.フィールド名はurl_labelで変更できます. 更に,このUをダブルクリックするとブラウザで開きます. ●pdfroot pdfのある位置を指定します.pdfroot=c:\pdfで.bibのpdfフィールドがpdf = {test.pdf}だった場合,c:\pdf\test.pdfであると解釈されます. ●openbib_program .bibを開くためのプログラムを指定します.%で囲むことで環境変数が利用可能. ●openbib_argument .bibを開く際のプログラムに与える引数を指定します.%sがファイル名に,%dが行数に置き換わります.秀丸なら/j%d "%s"とするとよいでしょう. ●url_label url用のラベル.\urlで参照するフィールドのラベルを指定する.指定しないとurl. ★バージョン番号は? 面倒なのでつけていません.代わりにその他→バージョンからコンパイル日が見られます. ★鬼車 正規表現ライブラリに鬼車を使わせていただきました. (c) K.Kosako http://www.geocities.jp/kosako3/oniguruma/ 助かります. ★使用条件 使うのは勝手ですが,作者は何が起きても知りません.自己責任でお願いします. ★履歴 ●2007/02/07: ・とりあえず作った. ●2007/03/13: ・被検索文字列の終端文字列にヒットするはずの検索を行ってもヒットしないバグ修正. ●2007/03/18: ・ファイル書き出しを実装してみた. ●2007/03/26: ・.bib解析時に使っている文字列検索をKarp-Rabinアルゴリズムにしたら速くなった. ●2007/04/24: ・検索を全てのタブに対し行うようにした. ・バージョン情報?をつけてみた. ●2007/05/04: ・ラベルとかも検索対象にしてみた. ●2007/09/15: ・Ctrl + TABで複数ファイルのタブを移動. ・検索終了時に一覧にフォーカスを移動するようにした. ・TABでフォーカスの移動を行うようにした. ●2008/04/20: ・既に起動している場合は起動しないで既にあるウィンドウをアクティブにするようにした. ●2008/05/25: ・タブを変更した時にタイトルを変えるようにした. ・リストの選択がフォーカスを外しても解除されないようにした. ・ウィンドウがアクティブになった時にリストにフォーカスを与えるようにした. ●2008/12/28: ・すでに起動している時に起動すると,最小化状態でももとの大きさにするようにした. ・ラベルのところをダブルクリックした時,ファイルの該当する行を開くようにした. ●2010/01/31: ・鬼車を5.9.2へ. ・エラーで検索失敗した場合は検索文字列を消さないようにした. ・検索履歴の追加 ・検索窓を消したり出したりした場合,アクティブでないタブのサイズの変更が行われなかったバグ修正. ・MathSciNetがURLを使っているのを知って,あわててurl_labelを入れた. ・読み込み時に空白及びタブが連続している箇所は空白一つに置き換えるようにした. ・Windows 7でも動くっぽいことを確認. ●2012/04/06: ・F5で開き直すようにした. ・保存したらそのファイルを読み直すようにした. ・右クリックで項目をコピーできるようにした. ・コンパイラをVC++ 2010 Expressにした. ・いくつかバグ修正. ●2013/04/23: ・Ctrl + マウスくるくるで拡大・縮小するようにした.