JSTさきがけ研究集会 環境問題における数理の可能性

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概要と目的

近年国際的に関心の高い環境問題に対する様々な数理的なアプローチの可能性について,国内外の数学だけでなく環境学分野の研究者などを集めて研究発表や議論を行うことを目的として開催する。G8サミットでは環境問題,特に地球温暖化や二酸化炭素排出などがテーマとして取り上げられる予定であるが,本研究集会では地球温暖化にとどまらず,幅広い環境問題について最前線で研究を行う研究者による講演および相互の研究情報の交換を行うものである.キーワードとして「地球温暖化」「氷河と環境」「食物網解析」「紫外線と皮膚科学」「交通流と環境問題」「都市工学と環境」「生物資源の保護」「感染症問題」「環境アセスメント」といったテーマなどからの講演を予定している.

本シンポジウムの開催は,企画者が推進する「水圏環境力学の構築」のテーマにおける「水圏環境問題の探索」の一環として行われるが,テーマを水圏環境に絞らず様々な側面から環境問題を数理的に取り組む・あるいは数理的なアプローチを欲している研究者からの話題提供を受けることを計画しており,その意味では本研究課題において掲げた目的の一つ「環境問題への数理的アプローチの可能性の探索」の推進に直接的に関わるのみならず,環境問題に対して数理がどのようなアプローチをとり,>どのような形で研究成果を現実の問題にフィードバックさせるかという「数学と周辺諸分野との連携」の際に発生する共通する問題に対してきわめて重要な示唆を与えるものである.