NSC Seminar 歩行の柔軟な制御 — 階層間相互作用モデル —

Date
2007-01-19 15:00 - 2007-01-19 16:00
Place
RIES, N502
Speaker/Organizer
K. Ohgane
 
ヒトの歩行の特徴は、システム内外の不確定な変化に対して制御が即時的に柔軟に適応することである。本研究は「柔軟な制御」の仕組みの理論的解明に向けられている。これまでのモデルでは、歩行は、システムの要素間相互作用から構築されてきた。わたしは、「制御の柔軟性」は要素とシステム全体との相互作用から出現すると仮説する。システム全体を表現する変数を、「システムの振る舞いの分水嶺とベイズンをコードする変数」として定義、記述(システム変数)し、仮説に基づいて、システム変数と要素変数との相互作用モデルを構築した。要素の振る舞いが統合されてシステム全体の振る舞いが生成され、システム全体の振る舞いは分水嶺を介して要素の振る舞いを拘束する。モデルの計算機シミュレーションは、システムがその内外の多様な摂動に即時的に適応するのを示し、「階層間相互作用」が「柔軟な制御」を創発するのが検証された。

http://www-nsc.es.hokudai.ac.jp/seminar.html