PDE Seminar 非線形波動方程式の境界値逆問題

Date
2006-10-30 16:30 - 2006-10-30 17:30
Place
Faculty of Science Building #8 Room 309
Speaker/Organizer
Michiyuki Watanabe (Hokkaido Univ.)
 
偏微分方程式に対する逆問題の数学解析はこれまでに多くの研究結果が知られている.しかし,非線形波動方程式に対しては(私たちの知る限りでは)全くといってよいほど逆問題の研究結果はなかったと思われる.この講演では,空間一次元で2次の非線形項を持つ波動方程式の初期値境界値問題を扱い,境界での観測データであるディリクレ・ノイマン写像から,方程式の線形部分の係数と2次の非線形部分の係数を一意的に決定できることを示す.特に,それぞれの係数がディリクレ・ノイマン写像からどのような手順で具体的に求めることができるのか,その再構成手続きについて解説する.(北海道大学・中村玄氏との共同研究)

http://coe.math.sci.hokudai.ac.jp/sympo/pde/index_en.html