PDE Seminar 昆虫飛翔の数理モデルとその解析

Date
2006-10-23 16:30 - 2006-10-23 17:30
Place
Faculty of Science Building #8 Room 309
Speaker/Organizer
Makoto Iima (RIES, Hokkaido Univ.)
 
蝶やトンボのような昆虫は非常に上手く飛ぶ事ができる。なぜだろうか?ここ10年ほどの研究、観察により、昆虫ははばたき翼から剥離する渦を活用し、上手な飛行を実現していることが明らかになっている。渦を活用する事は昆虫飛翔にとっては本質的である。このことは剥離渦の影響を考慮しない、古典的な航空力学により計算された揚力では、昆虫の自重を支える事すら不可能であることからも明らかである。しかし、実際の昆虫飛翔の安定性を考える上では、重心の運動が重要である。昆虫の飛翔における重心運動の影響は、まだ研究が十分になされていない。このセミナーでは、発表者が研究しているいくつかの昆虫の自由飛翔のモデルの数値的解析結果について主にお話しする。自由飛翔の解析には分岐解析が有効であり、渦の複雑な影響を受ける飛翔の特性が分岐構造を見る事でよく理解できる事が示せればと思う。また、複数のモデルにおいてみられる分岐構造の普遍性についてもお話ししたい。

http://coe.math.sci.hokudai.ac.jp/sympo/pde/index_en.html