第1回札幌・福岡 幾何学セミナー

Contents

研究会の目的

 札幌・福岡幾何学セミナーは、主として北海道大学と九州大学の幾何学研究者及 び大学院生による合同セミナーです。北海道大学と九州大学は日本の北と南にお ける基幹大学として、研究及び大学院生の教育を担っていますが、双方の大学に おける幾何学関連の研究者の構成がちょうどお互いに補い合う形となっており、 合同でセミナーを開催するとトータルで幾何学の分野をカバー出来、お互いの研 究及び教育にとって重要な貢献をなすものと思われます。また、教員は研究費の 充実により、地域的な格差がほとんどなく、各地で開催される研究集会などに自 由に参加可能ですが、大学院生(特に研究を開始したばかりの修士の学生)に とっては、関東や関西に在住の学生と比較して、地域的な格差は否めなく、他大 学に於ける発表の場は制限されたものとなっています。本研究集会の一つの目的 としては、大学院生(とくに修士の学生)に研究発表の場を与えその研究の励み とさせることにあります。

 実施形態としては、修士2年生が修士論文を書き終わった段階である2月中旬 に2〜3日間を設定して、修士論文の内容を発表してもらい、北大と九大以外の 幾何学研究者を選び、大学院生に刺激を与える内容の講演(解説)を依頼しま す。勿論、通常の研究会と同様に、北大と九大双方の教員、博士課程学生及びポ ストドク研究者による研究発表も行う予定です。 このセミナーは、毎年北大と九大で交互に実施していく予定です。