NSCセミナー「高分子材料の粗視化MD-データ同化シミュレーション:産業への応用を目指して 」

2011年08月18日

9月2日(金)15:30-16:30 
中央キャンパス電子科学研究所 
総合研究棟2号館 5F講義室(北12条西7丁目)

講演者:萩田克美(防衛大学校 応用物理学科)

題名:
高分子材料の粗視化MD-データ同化シミュレーション:産業への応用を目指して

概要:
工業用部材として、高分子ナノコンポジットは多くの製品に利用されており、
その基礎メカニズムの理解は、高性能化、高付加価値化、生産効率の向上の
観点から、重要視されつつある。高分子ナノコンポジットの代表例である
タイヤゴム材料では、その性能因子として、充填材(ナノ粒子)のモルフォ
ロジーと、高分子の分子形状効果が、需要であると考えられている。
これらの主要因へ直接的に切り込む手法として、ナノ粒子のモルフォロジー
をSPring-8等の実験からデータ同化し、高分子形状効果を粗視化MD法で
再現するシミュレーションのスキーム構築を検討している。
これらの取り組みを踏まえて、一般の材料分野の研究開発から生産管理まで
視野を広げると、データ同化とシミュレーションの役割は、重要といえる。
例えば、生産管理の現場におけるパターン(相分離)出現抑制の戦いでは、
データ同化という逆問題に関する統計数理、定在波からパターン形成まで
の応用数理科学、そして、高分子の分子形状効果までを視野に入れた取り
組みが期待されつつある。
実験と概念(学問では理論)をつなぐ言葉としての、数理科学とシミュ
レーションについて、当日、いろいろ議論したい。

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