津田一郎教授、寺尾宏明教授最終講義(2/14開催)

2017年02月14日

プログラム
15:00~15:05 開会挨拶
15:05~16:05 津田一郎教授 最終講義
16:05~16:30 tea time 
16:30~17:30 寺尾宏明教授 最終講義
17:30~17:40 閉会

平成29年3月をもちまして、寺尾宏明先生、津田一郎先生が退職されることになりました。
お二方の長年にわたる研究並びに教育分野での多大なご貢献に心より敬意を表し、上記の通り最終講義を開催致したいと存じます。
皆様、多数ご来聴くださいますようお願い申し上げます。

最終講義終了後は、別会場にて懇親会を開催いたします。併せてご参加ください。
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津田一郎
タイトル:脳と心の普遍言語:数学の拡がりをめざして
アブストラクト:I.ゲルファンドの「adequate languageとしての数学」に触発されて、脳と心の普遍言語を発見することを目指して研究してきた。他方で、数学こそが心の普遍言語ではないかという直観に基づき、脳の動的活動状態の中に埋め込まれた数学的な構造を抽出し、その構造と心の関係を考えてきた。さらに、S.スメイルの「21世紀数学者のための18の問題」の最後の問題「自然知能と人工知能の限界を定めよ」にも触発され、脳研究は人類の可能性の拡大と限界を定めることだと考えて研究してきた。こういった研究の基礎には非線形・非平衡系の数学の発展がある。さらに、そこに至る道程には非線形・非平衡統計力学の現象論に端を発し、R.トムのカタストロフ理論、形態形成の理論、意味物理学を介して分岐理論、カオス理論、エルゴード理論へと発展した広義の力学系理論の発展史がある。脳と心の普遍言語を求める研究は、こういった数学、物理学、生物学、情報学、認知科学が交差する学問の歴史の上でのみ初めて価値づけられるのだと思う。これらの研究は、数学に基礎を置き、数学の翼を広げる試みでもある。

23年間お世話になった北海道大学数学教室で最終講義が行えることを誇りに思うと共に、関係者のみなさんに心より感謝申し上げます。

寺尾宏明
タイトル:My Work and Myself
アブストラクト:この機会に自分のこれまでの作品(数学/非数学)を振り返り、できるだけ客観的な自己評価を試みます。講演は3部に分かれ、「一般向け」部分と「数学者向け」部分から構成されます。
(数学者でない)一般の方々にも楽しんでいただける講演にしたいと準備しています。
第1部 Part 1 Myself(私自身:一般向け)
第2部 Part 2 My Math Work(数学の仕事:数学者向け)
第3部 Part 3 My Report Card(私の通信簿:一般向け)

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