談話会 エピソード記憶形成の数理モデル

開催日時
2008年   05月 15日 17時 30分 ~ 2008年   05月 15日 18時 30分
場所
北大理学部3号館512講義室
講演者
山口 裕(北大・電子研)
 
 エピソード記憶は個人的な特定の出来事に関する明示的な記憶として定義されており、異なる属性(いつ、どこで、なにが)の統合や複数の出来事間の時間順序、関係など、文脈依存的な処理が必要となる高次の脳機能のひとつである。 哺乳類におけるエピソード記憶の形成には、大脳皮質の海馬が重要な役割を果たすことが明らかになってきている。海馬における記憶形成の詳細な仕組みを明らかにするためには様々なアプローチが考えられるが、ここでは数理モデルによる構成論的理解の方法をとりたい。エピソードの系列が脳内でいかなる形式で表現されているかに関するシナリオを検討した数理モデル研究と、このシナリオを実証するために行われた生理実験について紹介し、脳研究における数学的視点の意義について議論したい。

関連項目

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