数理科学セミナー「半直線上の2状態量子ウォーク」

開催日時
2017年   2月 21日 16時 30分 ~ 2017年   2月 21日 18時 00分
場所
北海道大学理学部4号館4-501室
講演者
町田 拓也(日本大学)
 
2000年頃より量子ウォークの数学的な研究が始まってから今日まで、さまざまなタイプの量子ウォークモデルに対して、ウォーカーの空間分布を決める確率分布の長時間極限挙動が明らかにされてきた。その一方で、有限時刻における確率分布の表現は、直線上に空間分布をもつ、ある標準的な2状態量子ウォークに対してのみしか得られていない [1]。

本講演では、半直線上のある量子ウォークモデルに対する数学的な結果を2つ紹介する。1つは有限時刻における確率分布の表現である。もう1つは、確率分布の長時間極限定理である [2]。なお、本講演ではハミルトニアンに係わる話はない。

[1] Konno, N.: Quantum random walks in one dimension, Quantum Information Processing, 1(5), 345-354 (2002)

[2] Machida, T.: A quantum walk on the half line with a particular initial
state, Quantum Information Processing, 15(8), 3101-3119 (2016)

関連項目

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