数理科学セミナー:量子ウォークの極限定理と量子ゲームで生じるパロンド・パラドクス

開催日時
2019年   2月 13日 16時 30分 ~ 2019年   2月 13日 18時 00分
場所
理学部3号館 3-210
講演者
町田 拓也(日本大学)
 
本講演では、直線上を運動する4状態量子ウォークについての長時間極限定理を紹介する。この4状態量子ウォークの時間発展作用素であるユニタリ行列は、ある2状態量子ウォークの2つの時間発展作用素のテンソル積でえられる。極限定理により、ウォーカーの位置を観測するための確率分布には局在化が生じることがわかった。また、モデルはある量子ゲームに動機づけられている。得られた極限定理により、その量子ゲームにパロンド・ラドクスが生じることも証明できた。
紹介する内容は、Machida and Grunbaum [1]に基づく。

[1] Machida, T. and Grunbaum, F. A.: Some limit laws for quantum walks with applications to a
version of the Parrondo paradox, Quantum Information Processing, Vol.17(9), 241 (2018)

(世話人:坂井)

 

関連項目

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