NSC seminar 4/22 ”海洋での潮流による内部重力波の生成砕波とその影響” 中村知裕 (北海道大学低温科学研究所)

開催日時
2011年   4月 22日 15時 00分 ~ 2011年   4月 22日 16時 30分
場所
北海道大学電子科学研究所12条5F講義室
講演者
中村知裕 (北海道大学低温科学研究所)
 

2011-04-22(Fri) ''海洋での潮流による内部重力波の生成砕波とその影響'' 中村知裕 (北海道大学低温科学研究所)














Time 15:00-16:30
Place 電子研12条5F講義室


Abstract:海の内部では通常、密度の軽い水が重い水の上に位置するように成層している。このため潮流(潮汐に伴う流れ)により、海水が持ち上げられるとそれは周囲より重く、押し下げられると周囲より軽くなる。すると浮力が働いて海水を元の位置に戻そうとし、海洋内部に浮力を復元力とした波(内部重力波)が生じる。潮流の速い海域では大振幅の波が生成され(最大波高は数百mに達する)、海岸に打ち寄せる波のように砕波する。砕波は海水を激しく鉛直に混合し、等密度面を横切る海水・物質フラックスが生じる。これに対し、外洋における海水流動のほとんどは等密度面沿い(ほぼ水平)に限られている。そのため、時空間スケールの小さい内部重力波の砕波が、海洋の大規模な流動構造・物質循環ひいては気候の形成や長期変動といった時空間スケールの大きな現象に重要な役割を果たす。セミナーでは前半の内部重力波生成砕波について紹介し、時間があれば後半の海洋流動構造や物質循環への影響についても触れたい。

関連項目

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