表現論セミナー 対称空間のコンパクト化によるJacquet加群の幾何学的実現について

開催日時
2011年   4月 25日 16時 30分 ~ 2011年   4月 25日 18時 00分
場所
理学部4-501
講演者
阿部紀行氏(北海道大学)
 
Beilinson-Bernstein対応およびRiemann-Hilbert対応により,実簡約Lie群の,自明表現と同じ無限小指標を持つHarish-Chandra加群全体のなす圏は,旗多様体上の同変偏屈層全体のなす圏と圏同値となる.Emerton-Nadler-Vilonenは旗多様体上での隣接輪体関手を用いて幾何学的Jacquet加群を定義し,この対応のもとでJacquet加群と一致することを示した.一方,この圏は対称空間上のBorel部分群同変な偏屈層のなす圏とも圏同値である.九州大学の三枝氏との共同研究により,対称空間のコンパクト化とその変形を用いることで,やはりJacquet加群の幾何学的な実現が得られることがわかったので,それについて紹介する.


関連項目

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