月曜解析セミナー: 樹木個体群の層構造モデル

開催日時
2012年   11月 12日 14時 45分 ~ 2012年   11月 12日 16時 15分
場所
北海道大学理学部3号館210
講演者
高田 壮則(北海道大学・地球環境科学研究院)
 
構造化個体群、すなわち、いくつか異なる個体の状態を考えた生物集団の研究は古くは1940年頃から始まる。通常は、推移行列モデル(一階差分方程式)あるいは連続方程式(一階偏微分方程式)によって記述され、その解析に関する研究は数多いが、樹木集団の動態を記述するために層構造モデルというモデルを提案したい。森林は実生や稚樹といくつかの生育段階を経て成木に達するが、層構造をなすことが知られている。その層構造を数理モデル化し、一方向的競争という種内関係に着目して、正の平衡解の安定性を調べた。その結果、樹木集団の光を巡る競争関係に特徴的な一方向的競争がある時には、2層構造モデルでは正の平衡解の安定性が促進されるということがわかった。しかし、3層構造モデルでは必ずしもそうならないことがわかった。

関連項目

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