神保秀一 (教授・数理科学系)

Q. 出身大学と大学生活はどうだったか教えて下さい。

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旭川東高校卒業、出身は東京大学で,学生時代は普通のまじめな学生だったと思いますが,数学科の中ではあんまりできる方ではなかったと思います。

Q. 数学は学部生のころから好きだったのですか?

物理に行きたかったのですが,数学も好きでした。

Q. 物理に行きたかったにも関わらず大学院は数学系なのですか?

そうです。元々教養学部の時は実験の方に行きたかったのですが,進振り(注:進学振り分け制度)がありまして行けなかったんですね。それで数学科だと行けるというのでそちらに進学しました。

Q. 大学院に入って,更に勉強しようと思ったきっかけは?

周りの人が皆優秀で,大学院に行くので私も行きたいと思いまして(笑)
特に就職したいところもなくて大学院を受けました。受かる自信はなかったんですが受かりまして。だから,研究者になろうという強い意志は当時はあまりなかったです。

Q. どのような研究をされてますか?

偏微分方程式の解の定性的な性質です。なるべく物理現象に関連のある研究をしたいと思っています。元々物理学科に行きたいと思ってたこともあるんですけど,物理の色んな本を読むと今でも大変憧れます。ですから,そういうのに関わってみたいなと思ってます。

Q. 大学院の修士課程でのメリットはなんですか?

専門を極めるというか,何かに集中して深く学問を修めるという事はどのような分野に進んでも良いと思います。僕は偏微分方程式をやってますが,修士の時にはリーマン幾何も勉強してたんです。それは全然今は使ってませんが,何かプラスになったように思えます。

Q. 北大の数学専攻に大学院で勉強することの売りは何かありますか?

北大はリベラルな非常にいい大学なので,そこが良いと思います。後は,分野のバラエティが広いのでそういう面でも色々な先生がいていいと思います。

Q. 大学院に進学を考えている学生にメッセージを。

これからは色々流動的な時代なので好きな事を勉強して一つの道を究めるというか,切りのいいところまで何かしっかりやっておくといいと思うんです。学部だと中途半端なところで終わってしまうので,大学院まで行って修士論文を書くとかね。そういうところまでやっておいて,それが必ずその後の仕事にプラスに作用すると思います。

2005年(平成17年) 5月インタビュー実施