鳥谷部和孝(2007年度修士1年・数理科学系)

Q. 出身高校と出身大学を教えて下さい。

出身高校は札幌手稲高校です。大学は北海道大学です。

Q. 修士で研究している内容について教えて下さい。

修士論文のテーマが決まっていないので,いまは力学系,数値計算,プログラミングの勉強をしています。

Q. 北大の大学院に行こうと思った理由,それと北大の大学院を選んだ理由を教えて下さい。

学部の勉強だけだとただ知識をつけるというだけでした。自分としては何か新しいものを生み出したり,今まで勉強してきた成果をまとめたいと思っていました。そのためには学部の時間だけでは足りなかったので,修士課程に進もうと思いました。

北大の大学院を選んだ理由は学部の時も北大にいて,大きく環境を変えたくなかったということと,北大の雰囲気が好きだったので北大の大学院を選びました。

Q. 北大の雰囲気が良いというのは,具体的には?

やはり広いですよね,開放感があって良いです。他の大学にも行ったりしましたが,建物が密集していて狭苦しい印象を受けました。そういう面では北大は広々していていいなと思いました。

Q. 力学系を研究されていますが,何故その分野を選んだのですか?

興味を持っているのは,モデリングとかそちら側です。何かの現象を扱う時には,まず力学系の理論を使って安定性や不安定性などをある程度計算して,立てたモデルがどういう状態になっているのかを理解するわけです。なので,力学系は必要最低限の知識みたいな感じだと思います。そういった事から,力学系の勉強をしています。

Q. 理解したい現象が最初にあると?

はい,それを理解するために必要な知識が力学系だと思います。手で計算できることが多くないので,数値計算を利用して研究しています。そういった事に,学部時代に興味を持ちました。

Q. 北大の大学院理学院の入試はどうでしたか?

入試は,自分は理解してると思っていたテーマを選んだのですが,ちゃんと理解していなかったなと試験途中で思いました。試験官の前で上手く説明できなかったのが非常に心残りです。

Q. 資格試験はどうでしたか?

そこまで難しいものだとは感じませんでした。大学院入学前に過去問が送られてくるので,その送られてきた過去問を一通りやって,解らないことを教科書などで調べ直していけばそこまで合格するのは難しくないと思います。過去問とほとんど同じ問題が出ることもあるので過去問対策は必須だと思います。

Q. 将来の進路を教えて下さい。

いま就職活動中です。数学が使える職種に就ければいいなと思っています。

Q. 就職活動は大変ですか?

今はまだそこまで大変ではないですが,説明会が東京で行われることも多いので,そういう意味では金銭的・時間的に大変だと思います。

Q. 学部時代と修士時代で自分の意識が変わったことがありましたら教えて下さい。

学部の時は,インプットを優先していました。本を読んで新しいことをたくさん学びたいと思っていました。大学院に入ってからは,上辺だけの理解ではなく,この定義は何のためにあるのか,この定理はどういったことを意味しているのか,などを考えるようになりました。人に説明する機会も多くなって,「何故?」ということを考えることが多くなったと思います。

Q. 最後に,北大の大学院に進学を考えている学生に,アドバイスはありますか?

北大は良い環境だと思います。キャンパスが広いので,行き詰まったときに散歩したり,キャッチボールなどをしたりして気分転換ができます。あとは,札幌駅に近いので交通の便が良いということでしょうか。

私は電子科学研究所という建物にいるのですが,解らないことを同じ研究室の先輩やポスドクの方に聞くことができます。また,研究内容についてディスカッションすることができ,これは学部のときにはない利点だと思います。

勉強については基礎をしっかり勉強しておく事が重要だと思います。最近になって微積分とか線形代数が必須な知識なんだと感じて います。

2008年(平成20年) 1月インタビュー実施