淺山未来理・玉沖愛子(2009年度修士2年・幾何系)

Q. 出身高校と出身大学を教えて下さい。

淺山:高校は東京都立新宿高校出身で、大学は日本大学文理学部数学科です。

玉沖:高校は新潟県立長岡向陵高校出身で、大学は日本大学文理学部数学科です。

Q. 同じ大学出身なんですね?

二人:はい。

Q. 修士で研究している内容を教えて下さい。

淺山:ドシッター空間における超曲面の特異点論を勉強しています。

玉沖:私も彼女とほとんど同じで、ハイパボリック空間における超曲面の特異点論を勉強しています。

Q. 大学院に行こうと思った理由は何ですか?

淺山:私は大学1〜2年生のころは勉強をおろそかにしていたのですが、3年生からセミナーにはいることになり、セミナーでついた先生のおかげでしっかりしなきゃと思うようになりました。
同時に数学って面白いなと思うようになり、もうちょっと勉強してみたいなと思って大学院進学を決めました。
学部の時の講義で幾何が一番面白いなと思い、3年生セミナーの先生の専門が幾何学だったので、
4年生のセミナーも同じ先生を選択して幾何の勉強をしました。

玉沖:私は2年生の時に同じ幾何の先生の講義で数学が面白いと思い、そのままその先生のセミナーで勉強を続けて、やっぱりもっと先のことを知りたいと思ったので大学院進学を決めました。

Q. 北大の大学院を選んだのは、日大のときのセミナーの先生にすすめられたからですか?

淺山:3年生の段階で、もし大学院に進学するとしたら北大がいいんじゃないかとセミナーの先生に言われてました。実際に進学を決めたのは私は3年生の後期です。幾何系なら北大がいいんじゃないかと勧められて、北大に決めました。

玉沖:私も彼女と同じで、学部の時のセミナーの先生に勧められて北大に来ました。

Q. 入試についての感想を教えて下さい。

玉沖:私たちの場合はセミナーを始めた段階で、セミナーの先生に大学院進学を考えてみてはどうかと言われていました。そのために勉強していたこともあり、3年生からの勉強の中からレポートの題材を選ぶ事ができたので、レポートに関しては特別にやったことはありませんでした。

淺山:レポートの内容はすぐ決まりました。あとは発表の練習をして。面接はすごく緊張しました。何を聞かれるかわからなかったし、大学院進学向けのセミナーは私と玉沖さんと先生の3人でやっていて、大勢の先生の前で自分が発表する機会がなかったので…。

Q. 発表の練習は何回もしましたか?

淺山:自主練習は二人で何回もしました(笑)

Q. 実際にはうまくできましたか?

淺山:ずっと緊張はしてましたが、練習のとおりにできました。

Q. 資格試験はどうでしたか?

玉沖:難しかったです。学部のカリキュラムが北大と日大では違うので、
学部で習ってないから受けられないものもありました。
ちょっとやったことのあるものを選んで受けてみたんですが、やはり難しかった
です。

Q. 学部と大学院とで違いを感じた事があったら教えてください。

玉沖:大学院では解らない事が多くなりました。学部の時は解っていることをどうにかして考えられることろがありましたが…前提知識が無さ過ぎることに気づきました(笑)

淺山:学部のころは、やっていた事を考えたり調べたりしてセミナーの準備をして、解らない事も準備して先生に聞いて…というやりとりだったんですけど。大学院に来てからは、あれもこれもやらなきゃいけないみたいな…。この本見なきゃ、こっちもってなって、何からしていいか解らなくなったりします。
でもやっぱりセミナーをすれば、それなりにこういう事だったんだと解る瞬間もあって、充実しているなと思います。学部の頃に比べても勉強にかける時間は多いし、すべてにおいてやる気が変わりました。

Q. 将来の進路について何か考えていたら教えて下さい。

淺山:私は教員志望です。

玉沖:私はSEの会社に就職を決めることができました。

Q. 大学院進学を考えている人に向けてアドバイスがありましたらお願いします。

玉沖:他の大学院のことは知らないですが、北大はすごく環境が良いし、勉強に
集中できるし、すごく来て良かったと思っているのでぜひ受験してみて下さい。

淺山:やる気があればきっとできると思います。私は来た事が無駄とは思わないし充実しているので、少しでも興味があるんだったら来てみて、精一杯やってみると良いんじゃないかと思います。

Q. 北大のキャンパスの印象はどうですか。

二人:きれいです!

淺山:日大より広いです。

玉沖:二人で最初に来た時は春で緑がいっぱいあって…。

淺山:大学じゃない、公園なんじゃないか!?と言ってました(笑)朝起きて今日はちょっと大学に行くのがいやだなと思っても、来る途中にだんだん緑がバーッってなってくると「やらなきゃ!」みたいな…。目は覚めるし気分も良くなるし、すごいなと思います。大学の環境がよくてすごくきれいです。

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Q. 次にITPのことについてお聞きします。ITPを使ってポーランドの研究集会に参加されたそうですね。

淺山:私は一週間、玉沖さんは12日間ポーランドに滞在しました。二人とも研究集会で10分間の発表を行いました。

Q. 発表はどうでしたか?

玉沖:英語で発表するのが初めてだったのでしどろもどろでしたが、みなさんとても温かく見守ってくれたので、達成感はありました。

淺山:質問にも何とか答えられました。

Q. 他の大学からも学生は来ていましたか? 参加者は何名でしたか?

淺山:学生は北大からだけでした。参加者は全部で30人くらいでした。

Q. どのような日程でしたか?

玉沖:研究集会の前にプレワークショップがあって、土日をはさんで研究集会が一週間ありました。そしてまた土日をはさんで帰ってきました。

淺山:研究集会中は、講演をずっと聞いていました。

玉沖:土日の午後は研究集会のオーガナイザーが遠足を設けてくれました。遠足では名所を巡りつつ、他の数学者達と色々交流を深めました。

Q. 非常に有意義でしたね。

淺山:はい。海外の方と話すことはめったに無かったんですが、よく話しかけてくださったりしてとても優しくしてくれたので、ポーランドではこうなんだよという話も聞けたりして、交流面でも充実していました。

Q. 以上です。どうもありがとうございました。

二人:ありがとうございました。

2009年(平成21年) 10月 インタビュー実施