「北海道大学大学院で学んだ内容を社会でどう活かしているか」 水谷豊さん(2002年修了)

みなさん,こんにちは。私は,北海道大学修士課程を卒業後,2002年4月から日立ソフトウェアエンジニアリング(株) (略称「日立ソフト」) にシステムエンジニアとして入社しました。お客様の業務内容をヒアリングし,システムとして実現するために,インフラの構築や提案,処理方式の確立などテクニカルな分野を担当しています。

大学院では,非線形偏微分方程式論 (自然現象を記述する方程式) を専攻し,海外の論文や本を題材とするゼミで学んでいました。また,セミナーや研究会では,さまざまな研究者 (国内外から招待されている研究者) とコミュニケーションを図る中で,論文の題材となる問題や解法の考え方を得ることもありました。苦しい時もありましたが,楽しい思い出でいっぱいです。

システムエンジニアの職業で役に立つのは,数学を学んだことによって鍛錬される知的忍耐力,論理思考,具体論から抽象論を構成する力,そしてコミュニケーション能力です。このコミュニケーション能力は,システムエンジニアという職業に限らず,社会では重視されます。それは,「相手が求めている内容の背景まで汲んで,読み取る力」,「相手と積極的に話す姿勢,話しやすい,相談されやすい信頼」を含みます。論文の発表で培ったプレゼンテーション能力は,お客様への提案の際に役に立ち,お客様から共感を持って仕事を進めさせて頂いています。

北海道の厳しく優しい自然の中で数学を学び,論文を書きあげた事は,私に取って誇りであり,数学で鍛錬した能力は,社会で生きる上で私の絶対的な武器だと思います。皆さんも北海道大学大学院で数学を通して自分を鍛錬して下さい。

[日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 システムエンジニア]