PDE Seminar (2015/11/30): 興奮場の特異極限問題と不整脈への応用

Date
2015-11-30 16:30 - 2015-11-30 17:30
Place
Faculty of Science Building #3, Room 309
Speaker/Organizer
Hirokazu Ninomiya (Meiji University)
 
興奮場は,神経伝播や化学反応などで表れ,さまざまな時空間パターンを産み出すことが知られている.複雑なダイナミクスを数学的に考察するためには,簡単化する必要がある.興奮場のダイナミクスをあまり失わない程度に簡単にするように特異極限をとり,得られた自由境界問題とその性質を紹介する.2次元空間においては,解の存在も一般の初期値に対してはまだ知られていないが,特殊な状況では,解の存在を示すこともできる.進行スポット解の存在や心室細動問題に見られるようなスパイラルの自発的形成メカニズムを説明する.