月曜解析セミナー: ポテンシャル論・函数論の生体磁気逆問題への応用:脳内神経電流源および導電率・誘電率異常部の推定

開催日時
2018年   1月 24日 16時 30分 ~ 2018年   1月 24日 18時 00分
場所
理学部4号館501
講演者
奈良 高明(東京大学)
 
人間の頭部表面で磁場を計測し,脳内の神経電流源を推定する問題は脳磁場逆問題と言われ,脳機能解析やてんかん病巣の診断に用いられる.特にてんかん診断においては,異常電流源の位置のみならず,病巣領域の推定が重要であるが,従来の双極子ソースモデルでは病巣の中心位置しか推定できなかった.そこで本講演では,皮質表面上の電流ソースの面積分で表現される順問題解にストークスの定理を適用し,ソース領域の境界に沿う線積分表示を得る.これによりソース領域形状の推定が,線積分値系列から積分路を同定する逆問題として定式化できる.積分路上の点群を最適化により推定する数値解法を述べ,シミュレーション,および視覚刺激を用いた実データ解析によるアルゴリズムの検証結果を示す.また時間が許せば,Dbar方程式を用い,脳腫瘍などを導電率・誘電率異常部として推定する手法についても紹介する.
通常とは場所と曜日が異なります.

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